歯神のほこら 

山王清兵衛の小祠 (しょうし)



 むか~し、むかし、とある藩のお侍に清兵衛という者がおったそうな。
ある日歯痛の痛みに耐えかねて、山王社と呼ばれた今の日枝神社の入り口付近で自ら腹を切り、自害した。その遺言に従って祠が築かれその霊を千住に祀ったとさっ。

 そして時は過ぎ、清兵衛はこの地で歯神となって、歯痛に悩む者を救い、千住の「歯神の山王清兵衛」と地元で親しまれ、歯痛に効き目あれば、“錨噛絵馬”という女が錨(いかり)をくわえた絵馬を納める慣わしができたとさっ。
どっとはれ。


 南千住7丁目の「くすりの福太郎」の駐車場脇に山王清兵衛の小祠がある ↓
山王清兵衛の小祠

 ↓ ユーモアたっぷり、工房レタスト 田中けんじさんの「千住情報マップ」でも紹介
千住情報マップ 歯神のほこら

田中けんじさんの「千住情報マップ」には、「虫歯あなどるなかれ…」、「歯痛のあまりに切腹した山王清兵衛を祀る。この方が痛いよ…」 とあるある。
なるほど、なるほど、そりゃーそうだ切腹の方がよっぽど痛い !!


歯神のほこら 千住情報マップ

 田中けんじさんに聞いた話では、荒川区東日暮里のホテルで行われた歯科医師会の集まりで、「千住情報マップ」を歯科医師の先生たちに配ったところ、意外や大受けしたそうだ。この南千住に伝わる山王清兵衛の小祠の伝承は、歯医者の先生たちにはあまり知られていないようだ。

 現代の我々からすられば、江戸時代に歯痛の痛みに耐えかね、結果切腹せざるを得なかった人がいたとは驚きだが、実はその武士は、参勤交代のため千住大橋を超え江戸に向かう行列の中で、急に歯が痛み、あまりの痛さに耐え兼ねて行列を離れ、その不忠を詫びるためこの地で切腹したというのが真相らしい。

 二度とこのような不幸を繰り返さぬよう、また歯痛に悩む人を助けたいという遺言から小祠が建てられ、そしてその霊を弔った。いつしかその祠は「歯痛に悩む者がここをお参りすると歯痛が治る」と言われるようになったらしい。
 切腹というと自殺と同列の残酷な行為だと思われがちだが、当時の武家社会では、命は人間の一番尊いものだからこそ、腹を切って身を捧げるということは最大級のお詫びの意味があったようだ。

 錨をくわえた女の絵馬を納める慣わしがあった清兵衛所縁の日枝神社 ↓
山王清兵衛 日枝神社


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