向島の芸妓茶屋が今月30日オープン! 

2017年3月30日(木)
桜開花目前の墨堤に芸妓茶屋が …


 隅田川両岸(台東区側・墨田区側)の桜並木がいよいよ開花間近です。例年通り向島の芸妓茶屋(芸者茶屋)が期間限定3月30日(木)からオープンすることが分かった。


【 芸妓茶屋 情報 】 墨田区側の墨堤で営業
 花街向島の本物の芸者さんの茶屋が出店します。外国人に「Geisya café」だと紹介するときっと喜ばれますよっ。

◆ 出店は、3月30日(木)~4月9日(日)の間
◆ 場所は、台東区側の隅田公園から桜橋を渡った隅田区側の桜橋デッキ上
◆ 茶屋の営業時間は、通常11:30から17:00まで (土・日は11:00から)
(※) ただし、向島の芸者さんが接客するのは15:30までとのこと。
⇒ 雨天・強風など悪天時は中止になるので要注意 !!

問合:「向嶋墨堤組合 / 見番」 まで
ホームページ: http://mukoujima-kenban.com/
連絡先の電話番号: 03-3623-6368

 茶屋の前にある桜橋を中心に「墨堤さくらまつり」が墨田区側で芸妓茶屋と同じ期間で開催、春うららの隅田川反対の台東区側(山谷堀広場周辺)では「第29回 桜橋花まつり」も開催される。
 今年は4月1日(土)~2日(日)の二日間で、2日には「桜橋 花のステージ」と題して増位山太志郎、門倉有希の歌謡ショー他木遣り、梯子乗り、御輿などの催しもあるらしい。


墨堤の芸妓茶屋とその周辺を撮った過去の画像です


↓ 毎年、川向うにある花街向島の向嶋墨堤組合(見番)が墨堤に芸妓茶屋を出す
向島の芸妓茶屋 ①
向島の芸妓茶屋 ②

↓ 近頃流行りの暑苦しい眼(まなこ)ではない涼しげな目をした芸者さんが交代で接客
向島の芸妓茶屋 ③
向島の芸妓茶屋 ④
↓ 向島芸者のミステリアスな襟足の塗り残し(左)と可愛らしい笑顔の半玉さん(右)
向島の芸者さんと半玉さん


 江戸享保年間の1717年(享保2年)。第八代江戸将軍徳川吉宗は、隅田川の堤に桜の木の植樹を命じた。これが現在の両岸の桜の名所の謂れで、吾妻橋から桜橋辺りまでの両岸スーパー堤防沿い、台東区側も入れると1,000本近い桜並木が約1㌔続いている。
 向島は、浅草の方から見れば川向うの芸者の街「花街」で、芸妓さんの組合がある見番通りを中心に料亭が集まっていている。夕方から夜に掛けて、運が良ければ料亭へ出勤の行き帰りの芸者さんや半玉さんと遭遇出来ることも…。
花街 向島の料亭街を歩く芸者さん

 なお、現在は言問通りに分断されているが、水戸街道(三ツ目通り)の交差点手前の右側にあるのが、860年(貞観2年)創建という本所の総鎮守「牛島神社」で、実はこの一帯は、鶴を使った鶴御成(つるおなり)という江戸将軍の鷹狩の場だった場所です。牛島神社の脇は、広さ二万坪の徳川水戸家の下屋敷があった場所で、別名「小梅御殿」とも呼ばれていた場所です。今でも桜咲く見事な日本庭園が残されていていてこちらも花見の名所です。

● 台東区側から隅田川に架かる歩行者専用橋「桜橋」を渡ったところに「芸妓茶屋」がありますが、そこから土手を下ったところに長命寺(山本や)がある。お江戸の昔、長命寺の門番が桜の葉を塩漬けにし、三枚の葉で餡を入れた桜餅を考案、今でも江戸時代からの味が長命寺の脇の茶屋で楽しめる^_^">
● 長命寺からさらに首都高の「向島ランプ」方向へ歩けば、老舗和菓子の有名店「言問団子」が。その昔、吉原通いの旦那衆が、罪滅ぼしの土産に買い求めたという団子が花見見物の後に味わえる。

↓ 芸妓茶屋の案内板 茶屋はスーパー堤防より上の桜橋デッキ上で営業
桜橋に掲げられた芸妓茶屋の案内板

↓ 向嶋墨堤組合に加入する本物の向島芸者が墨堤の茶屋に集まる
桜橋花まつり①

 茶屋でお茶とお菓子をオーダーさえすれば気軽に写真撮影にも応じてもらえるそうだ。
↓ 芸者さんと気軽に記念撮影が出来るのもまた下町ならではの風景かも
桜橋花まつり②
桜橋花まつり③
桜橋花まつり④

  外国人観光客が芸者さんに写真を頼んでるところを目撃!
↓ 桜の季節には、山谷に泊まりに来る外国人に教えたら絶対に喜ぶことだろう
Geisya Cafe の外国人観光客


● 『ほていや』から花まつりの方へ行くには、その昔、粋客が山谷船(猪牙舟)に乗って吉原の行き帰りに通ったという山谷堀、その暗渠上の「山谷堀公園」を通って行くことをお薦めする。桜の花のトンネルをくぐり、かつて掘割に架かっていた橋の名残、親柱を見物しながら隅田公園へ辿り着ける。リバーサイドの体育館が見えたら、その裏手がもう桜橋だ!

● 『ほていや』から徒歩圏内に二ヶ所も芸妓さんの組合“見番”があり、今回紹介した花街向島の外に浅草の観音うら(奥浅草)の見番通りに夕方行けば、運が良ければ浅草見番から出勤する艶やかな芸者さんと逢えるかも知れない。

● 浅草寺境内の周辺では、一見芸者さんのような姿の“振袖さん”を見掛けることが出来る。振袖さんとは、(25歳)定年制の会社組織で働く、浅草の観光・文化使節のような女性たちだ。京都の“舞妓はん”を意識して作られた月給制の社員で、ROX会館のまつり湯始め、浅草周辺の株主になっている複数の有名飲食店などへ行けば、入湯料や飲食代だけで気軽に振袖さんと出会える「㊙スポット」もある。

● 浅草で唯一、大衆演劇が見れる芝居小屋が「木馬館」だ。浅草寺の境内“奥山おまいりまち商店街”にあるその劇場で二回ある芝居公演の幕引きの15:30と20:30を過ぎた時間帯に、ド派手なサムライ姿の格好の俳優が表通りに出てきて、お客さんを見送るところで着物姿の芝居役者と遭遇出来る。


↓ 船上からの花見客 周辺の船宿から花見客を屋形船に乗せてやってくる
桜見物に集まる屋形船
墨堤から見た隅田川

  松本零士氏デザインによるお台場直行の水上バス“ヒミコ”も桜橋へ…
↓ 桜橋の周りは、たくさんの屋形船や水上バイクなどが集まってくる
桜橋を通過するヒミコ
桜橋デッキ上から見た水上の花見客

↓ 毎年桜の開花が近づくと、ぼんぼりの取り付け作業が忙しくなる
墨堤 の桜に取り付けられたぼんぼり
桜まつりのぼんぼりの取り付け作業

↓ 墨堤の桜橋デッキには墨堤さくらまつりの期間中はたくさんの屋台が並ぶ
桜橋デッキに並ぶ屋台

↓ 桜橋デッキには和服姿の花見客も大勢訪れ、各所で大道芸のイベントも…
桜橋デッキの屋台にいた和服美人
墨堤さくらまつりのスナップ

↓ レンタル自転車に乗って外国人家族も墨堤で花見をエンジョイ
墨堤で花見をエンジョイする外国人家族

隅田公園の墨田区側の桜
 ↑ 隅田川両岸にある隅田公園の、墨田区向島側の墨堤桜並木(上)と
台東区側の伊達宗城公などのお歴々のお屋敷跡地にこんな桜の遊歩道も(下) ↓
隅田公園の台東区側の桜

台東区側東武鉄橋の近くで
≪ 東武鉄橋の辺りまで出れば「鏡ツリー」と「Wツリー」のカメ爺スポットも ≫

「小梅御殿」跡地の日本庭園からのタワー
 ↑ 牛島神社から徳川水戸家の下屋敷があった場所にも桜咲く日本庭園が ↓
「小梅御殿」があった日本庭園からのスカイツリー

牛島神社で見掛けた新郎・新婦
 ↑ 隅田川両岸、桜の名所隅田公園周辺を歩けば下町っぽい風景が続々と… ↓
東武浅草駅近くで見掛けた人力車

こども歌舞伎のお練り
 ↑ 桜の咲く季節に開催されているこども歌舞伎の子供たちのお練り(上)と
普段は非公開の浅草寺伝法院の中にある廻遊式庭園も拝観出来ることも(下) ↓
秘庭の伝法院庭園も公開

 ↓ 冷やかしの語源、新吉原遊郭と山谷の浅草紙との関係を今に伝える紙洗橋の親柱
山谷堀公園の桜のトンネル(紙洗橋)
 ↑ 幅狭な山谷堀公園の桜並木のトンネルをスカイツリー方向へ進むと芸妓茶屋へ ↓
山谷堀公園の桜のトンネル(今戸橋)
(※) 3月24日から4月2日までの期間限定になりますが、この度「山谷堀さくら回廊」と銘打ち、山谷堀公園の桜がライトアップされることになって、期間中毎晩17:30~22:00の間でライトが点灯(聖天橋から今戸橋の間)される。
 かつて、山谷通いと呼ばれたお大尽が新吉原へ通う水上ルート、山谷堀の暗渠の上の細長い公園に咲く桜のトンネルを、夜桜見物しながら歩いてみたらいかがでしょうか?


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