外国人に相撲と触れ合う方法を教えよう! 

稽古見学など相撲と触れ合う方法を調べてみた



 昔「 TOKYO for FREE (タダで楽しむ東京ガイド) 」という外国人女性が書いた英語の本があって、その中のVisit a Stableというページのところに相撲部屋で早朝行われる稽古見学の手引きが書かれていた。

タダで楽しむ東京ガイド

 『ほていや』に泊まる外国人、特に欧州系の人たちから相撲部屋の稽古見学のことを尋ねられることがよくある。祖父が明治期の関取で存命中は山谷の自宅玄関まで触れ太鼓がやってきて、母が呼び出しさんへご祝儀を包むというような家庭環境だったので、稽古見学に興味を持つ外国人に、何とか相撲部屋訪問の願いを叶えてあげたいと思うのだが、見学希望者が日本語が話せない外国人だけだと色々な意味でハードルが高い。そこで今回は山谷から相撲部屋の稽古見学や相撲と触れ合う簡単な方法がないか調べてみた。

 ↓ 相撲部屋で外国人が朝稽古を見学しているイメージ
朝稽古見学のイメージ
相撲の朝稽古見学のマナー
 ↑ 朝稽古を見学する際のマナーが書かれた英文の注意書き

 都内にある相撲部屋の中には、力士が朝稽古に集中出来るようマナーを守って見学することが条件となるが、事前に(前日の夕方としている部屋が多い)電話等で申し込むことで見学出来る部屋もある。ただし相撲の稽古は早朝から始まり昼前には終わってしまうのが普通なので早起きして見学に行くことが必要だ。また、一旦稽古場に入ると、部屋によっては途中で出れないとこもあるので、中途半端な気持ちの人は連れて行かない方が無難だろう。

【 橋場の千賀ノ浦部屋へ行く方法 】
 山谷地域の中で、唯一相撲部屋があるのは橋場1丁目16-5にある「 千賀ノ浦部屋 」だ。昔は祖父所縁の高砂部屋だったところで、塩まきで有名だった錦戸親方(元水戸泉)も一時借りていた場所だ。ネットで調べて千賀ノ浦部屋のHPを開いてみると、事前の電話での申し込みが必要だが、希望する日と人数を伝えれば稽古場内の座敷で見学出来るそうだ。初めての場合はページの中にある「よくある質問と回答」のところを読んでおくといいだろう。場所は地元のローカルスーパー「シマダヤ 橋場店」のスグ先だ。徒歩だと『ほていや』から約15分。

 ↓ 台東区の北東部、山谷地域で唯一の相撲部屋は千賀ノ浦部屋だ
千賀ノ浦部屋

 面白いのは、「Q.」 お土産は持って行っても良いか?の質問に対しての回答に「A.」 積極的に頂きます!の訂正線に続き「お気を使わずにいらしてください」とは言いながらも「稽古後の入浴で使用する石鹸やシャンプー等の日用品があれば嬉しい」というようなことが書いてある。見学は「無料」、お土産は「不要」とはいっても、何か余分な石けんなど日用品が家にあれば持参するのが礼儀だろう。
 なお、千賀ノ浦部屋には幕下に「舛東欧 旭」という四股名のハンガリー人力士も在籍しているから山谷に泊まりにきたハンガリー人がいたら一緒に見学に行かないかと薦めてみたら喜ぶのでは !?

【 日本橋浜町にある荒汐部屋へ行く方法 】
 「 荒汐部屋 」は、14年前、今の場所に部屋を構えた親方(元小結大豊)の発案から、大きめの窓を稽古場に設置しているので6m幅の道路側から予約なしで稽古が見ることが出来る。「見学」というよりは「見物」と言った方が合っているかも知れない。
 実は、荒汐親方が部屋付きの親方を辞めて独立した当時、弟子は一人もいなかった。その後弟子の勧誘に苦労した親方の切実な考えからこの大きな窓がある稽古場が誕生したそうだ。「部屋の前を通る人や相撲を知らない人に見てもらいたかった」というのが当時の正直な考えだった。
 この大きな窓の設置後、英語の紹介ページがあるためか徐々に外国人観光客が訪れるようになり、窓の前には多い日は40人以上の人垣になることもあるという。

 大胆な荒汐親方の試みは意外なところまで広まりをみせて、幕内通算1,000勝到達という大記録も間近な横綱白鵬関は、引退後は東京・銀座に相撲部屋を開きたいと言ってるらしく、メディアのインタビューには「俺の夢は銀座に部屋を持つこと。ガラス張りにして外から朝稽古場を見やすくしたい」と話していたそうだ。

 『ほていや』から荒汐部屋までの行き方は、南千住駅から東京メトロ日比谷線で「人形町」駅下車、浜町公園方向へ徒歩約10分。明治座に近い。『ほていや』から自転車で行くなら約15分。吉野通り(江戸通り)を直進、浅草橋駅のガードを越えたら左方向、大きな一方通行路の清洲橋通りへ明治座まで行き、三本目の角を(6m道路)左折。事前に朝稽古のあることを確認してから、午前7時頃に行けば大通りから浜町公園方向に外国人の人集りが見えるので相撲部屋はどこにあるかは一目瞭然だ。

荒汐部屋 ①

 力士たちは窓から見られていることでやる気が増し、稽古にも力が出ているようにも思える。部屋の御上さんによると、「外国人にも関心を持ってもらえる立場にいるということを認識することで、自分に誇りを持てるようになる」と歓迎しているらしい。朝稽古が終わり見物客と一緒に記念撮影に応じる姿も慣れている様子だ。

荒汐部屋 ②
荒汐部屋 ③
 ↑ 髷を結った裸にふんどし姿の男たちに見入るミスマッチなフロンド女性たち

 ガラス越しに無言で稽古場を見続ける人や、写真や動画を撮影している人もいるが、稽古場の緊張感が外にも伝わるせいか皆が窓に無言でへばり付いている。空手、柔道や合気道は欧州でも見れるが、相撲は日本でしか生で見られないというのが外国人が集まる理由か !?
 また、個人競技なのに大勢で一緒に練習するところや規律を重んじ互いを尊重し合うところがとても日本的で、外国人にとってはクールなようだ。

荒汐部屋 ④

 ↓ 稽古後は砂を集め、土俵中央に円すい状の砂山を作り御幣(ごへい)を立て塩を盛る
荒汐部屋 ⑤

 荒汐部屋の英語ページを見る限り、朝稽古は午前7時半頃~10時頃までの間のみ。午後は行わないらしい。地方場所や出稽古などで力士が不在の場合も多い。稽古の有無はHPで紹介されている電話番号へ前日の午後4時~8時までに問い合わせを !!

(※) 相撲の稽古見学する人は、相撲の本場所など各種行事、出稽古などの他(土)(日)などは稽古を行なわない部屋が多いので事前に電話するかHPなどをチェックして稽古がある日を確認すること。
 稽古の時間は部屋によって異なるが、番付の低い力士から先に起きて稽古場に入るが、一般的に、取的が6am頃から、関取が8am頃から順番に行うところが多いらしい。稽古内容は、四股(しこ)、鉄砲、股割り、すり足の基本運動からぶつかり稽古で実際に相撲を取ったりもする。

 相撲は、元々神事から発展した競技(スポーツ)で、稽古場といえども土俵は神聖な場所だ。まず見学する場合は、神棚の下に座布団を敷いて座って、次のルールは守ろう。
● 土俵に背を向けたり、足を伸ばしたりしない(横座りはOK)こと。
● 力士が稽古に集中出来るよう「私語」はしないこと。
● ケータイ、スマホは着信音が鳴らないよう「電源OFF」に。
● 写真撮影自体を禁じている部屋もあるようだが、撮影可能な場合、フラッシュ撮影はNG、シャッター音も控えたい。
● 喫煙はもちろんのこと飲食(ガムや飴も)は禁止です。
 なお、外国人でも問題なさそうだが「日本語の出来る人の随伴をお願いしています」というところが多いらしい。



【 年に一度ある稽古総見の一般公開日に行く 】
 つい先日、4月13日にブログUPしたばかりだが「横綱審議委員会による稽古総見の一般公開」 の日に朝早起きして両国国技館へ行ってみる方法もある。この見学方法は相撲の本場所と同じ土俵上で行われて、席も指定がないので自由。何と桝席も使用出来るそうだが早いもの勝ち。このところの相撲人気と入場無料を考えると、早朝から並ぶのを覚悟すること以外は、予約も不要なので気軽に相撲を感じられそうだ。
 両国国技館は外国人に人気の江戸東京博物館の隣で、JRを乗り継いで総武線「両国駅」西口下車徒歩約2分。『ほていや』から歩くなら大人の足で40分近く掛かりそうだが、自転車なら約20分程か。

 ↓ 下の画像の溜席(砂被り席)が横綱審議委員の席になるだけでこんな感じだ
大相撲 本場所の画像

 今年は昭和の日の祝日4月29日(金)が一般公開日なので、時間の都合が付く人は両国の国技館まで知り合いの外国人を連れて見学に行ってみたらどうだろうか?

(※) 稽古総見の一般公開や荒汐部屋の窓越しからの稽古見学に限らず、相撲の稽古を見学する際は、私語を慎むこと、カメラはフラッシュをたかないことなど等、力士が稽古に集中出来るように最低限のマナーは守りたい。

【 両国国技館前の入場口で力士ウオッチング 】
 本場所の間は朝稽古のアポイントも取れそうにないが、仮に本場所のチケットも取れなかったとしても、毎年一月場所、五月場所、九月場所の東京会場で力士ウオッチングするのも相撲と触れ合う選択肢のひとつではないだろうか。日本文化に興味を持つ知り合った外国人に「Sumo Wrestler watching」 が両国駅近くで見れると教えれば「いい情報ありがとう」ときっと喜ばれることだろう。

 ↓ 両国国技館前の歩道には多くの相撲ファンがお目当ての力士を待っていた
Sumo Wrestler watching ①

 ↓ 浴衣姿に雪駄履き(位の低い力士は下駄履き)の力士たちが続々とやってきた
Sumo Wrestler watching ②&③
Sumo Wrestler watching ④

 十両以上の関取衆は昼過ぎ頃から次から次と両国国技館の力士用入場口内へ入ってゆく。両国駅方向から徒歩で来る力士、自家用車やタクシーを使って降りてくる力士など等それぞれだが、横綱や大関クラスの上位の力士は、直接車で国技館の地下にある駐車場へ入ってしまうので御目に掛かれないが、それより下位でもテレビでお馴染みの力士を間近でウオッチング出来る。

 ↓ 昼過ぎ頃からは上位のお相撲さんが力士用入場口から国技館の中に入ってゆく
Sumo Wrestler watching ⑤

 ↓ 自転車に乗って来た大勢の外国人たちが 「Sumo Wrestler watching」 してた
Sumo Wrestler watching ⑥

 相撲場に近づくと、相撲櫓の下に力士の名前と贈呈者の名前が書かれた華やかな相撲幟がなびくのが見えてくる。そして鮮やかな色の浴衣を身にまとった大きな体の力士たちの歩く時に聞こえてくる雪駄の音。鬢付け(びんづけ)油の香りが漂う大銀杏の丁髷。両国駅から国技館、回向院周辺は相撲のモニュメントもたくさんあり相撲一色なので、最近の相撲人気でチケットが手に入らなくても街を歩くだけでも相撲場の雰囲気を体感出来る。

 ↓ モンゴル人の大柄力士「逸ノ城」が乗用車から降りて力士入場口へ向かうところ
Sumo Wrestler watching ⑦
 ↑ テレビでお馴染み、外国人力士は体が大きいので遠くからでも目立つ ↓
Sumo Wrestler watching ⑧
Sumo Wrestler watching ⑨&⑩
 ↑ 十両以上の関取衆は大銀杏の丁髷を結い、付き人を引き連れて国技館へ

 夕方になると、対戦の済んだ力士が続々と入場口から出てきて帰宅するところで見物の人たちがサインを求めたり、多分勝負に勝って晴れ晴れしているお相撲さんだろうか、一緒に記念撮影に応じてくれている姿も見られる。

 ↓ 対戦の済んだ力士は、入ってきた入場口から今度はどんどんと出てゆく
Sumo Wrestler watching ⑪

↓ 外国人カップルから写真撮影を求められ、親切に応じる力士の姿も見れた
Sumo Wrestler watching ⑫
Sumo Wrestler watching ⑬

 国技館から両国駅周辺と大相撲のルーツ、勧進相撲の発祥地でその興行の中心だった回向院辺りまでを歩くと、相撲の街の雰囲気を感ぜられることだろう。

 ↓ 外国人女性が日本料理屋の店先に立て掛けられた顔出し看板で記念撮影
相撲の街 ①
相撲の街 ②
 ↑ 相撲の街「両国」ならではのお店も多い(下の画像はKING SIZE専門店) ↓
相撲の街 ③&④

 ↓ 第39代横綱「前田山」の手形 両国駅周辺を歩くと相撲の街の雰囲気が漂う 
前田山の手形を模ったモニュメント
雲竜型&不知火型のモニュメント
 ↑ 山形と谷型の様式美 土俵入りの型「雲竜型」と「不知火型」のモニュメント

 ↓ 相撲は、元々公共社会事業の資金集めだった(回向院境内にある「力塚」)
勧進相撲発祥地回向院の力塚

 ↓ 外国人にお薦め 国技館近くには廻遊式の日本庭園 旧安田庭園(入場無料)がある
廻遊式の旧安田庭園 ①
廻遊式の旧安田庭園 ②

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● 「~ 大相撲初場所へ行ってきた ~」 は⇒こちら




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