~汽車のある風景~ 荒川区南千住4丁目周辺 

JR「隅田川駅」の北側は貨物列車の
  線路と水路が交わる燃料基地だった !!



 「隅田川駅」は、1897年(明治30年)に開業の北海道、東北、北陸地方から関東地区間の鉄道貨物輸送の北の玄関口で、かつて燃料輸送で常磐炭鉱と直結していて、当時から使われていたプラットホームは現在でも隅田川駅にひとつ残っている。運ばれてきた膨大な量の燃料を、山谷の日雇い労働者のおじさんたちが貨車やだるま船へ積み下ろしていた。そんな中、貨車からこぼれ落ちた石炭を洗面器などで拾い集めて、自宅の炊事に使う南千住のお母さんたちの日常もあったという。

 平成の現在では、貨物輸送といえばトラック輸送、“陸送”が中心となっているが、「隅田川駅」の北側、南千住四丁目辺りを歩けば、ここがかつて東京の石炭やコークスの化石燃料基地で、その燃料を運ぶための貨物機関車が走る場所だったことで、高層マンション群が立ち並ぶ南千住4丁目北部から8丁目の汐入地区に掛けて、鉄道と縁があったエリアだったことを記念するモニュメントやオブジェをあちこちで発見することが出来る。

 「Salju Di Negeri Selatan」というこのタイトルの絵は「南国に降る雪」という意味で、物質文明の象徴、蒸気機関車と南国バリ島に降る雪の風景を通して、地球規模で温暖化が進み“異常気象”が頻発する現代社会への警告を表現している。
↓ 環境破壊をテーマとした水墨画家「小田正義」氏の絵 (共同住宅のエントランス内)

雪降る異常気象の南国を走る汽車

↓ 明治期の隅田川貨物停車場 化石燃料を輸送するため、線路と水路が交わっていた
明治時代の隅田川貨物停車場

JR南千住駅脇にある線路状の歩道
↑ 南千住4丁目を歩くとたくさんの貨物や汽車のモニュメントやオブジェを発見出来る ↓
貨物輸送の場所を偲ぶ記念物(南千住4丁目)
ビルの吹き抜けにあるターンテーブルのモニュメント

↓ 夜の「ソナタ通り」は、線路や鉄道をモチーフにした光のオブジェが目を楽しませてくれる
光に輝く夜の「ソナタ通り」

↓ よく見ると石壁に刻まれた汽車の彫刻が 注意して見ないと通り過ぎてしまいそうだ…
南千住ソナタ通りの石壁に刻まれた汽車の彫刻
南千住天然温泉
↑ 汽車の彫刻が刻まれた石壁の裏には共同住宅の露天風呂(左)、その脇の公開空地上
の中には、市民が自由に浸かれる天然温泉の足湯(右)がある


「線路と水路が交わっている荒川区の古い地図」 は⇒こちら



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