2016版 「最新銭湯情報」 

東京・下町の“銭湯情報”
北部浅草・山谷から浅草、上野へ


  東京・下町、山谷の地域資源の中にぜひ入れたいのが、わずか460円で楽しめる「銭湯」だ。山谷に泊まる外国人旅行者にもぜひ伝えたい文化だろう。

 残念ながら2012年12月31日を以って山谷の人気銭湯「梅の湯」が廃業してしまったと思っていたらその後「一葉泉」も暖簾を下ろしていた。樋口一葉の住居跡地や一葉記念館にも程近い銭湯で、地方都市の温泉のようなレトロな雰囲気だったが…。
 でも、まだ々元気で営業を続ける下町の銭湯は多い。特にユニークな湯が目白押しの台東区の銭湯は、一度知ったら次々回ってみたくなる不思議な魅力がある。好評に付き最新銭湯情報”を更新しました。


一葉泉 廃業
 ↑ 「一葉泉」はペンキ絵が入口にあることでも有名だった

⇒「湯どんぶり栄湯」  宝寿湯の薬湯はバイブラの半露天風呂になっている湯どんぶり栄湯
 ↑ 山谷の銭湯好きの中でも、特に肌や髪の毛のケアーを気にする人に人気なのが栄湯だ。清潔で手入の行き届いた浴室内は超軟水という水の金属質である硬度成分をゼロにまで除去した肌と髪の毛にやさしい湯と水が特徴。肌がツルツル、石けんは通常の三分の一でも泡立ちが良く、しかもカカト美人にもなれると評判で、最近各洗い場の石けんコーナーにソープ類が備え付けになった。
店の若旦那に聞いたら、カルキ分がないので鏡に水垢(鱗状痕)が付かず曇らないという。無料駐車場があるのもプラスポイント。
【営業情報】 台東区日本堤1-4-5 (水)定休 14:00~24:00 / (日)(祝)は12:00~

⇒「堤柳泉」  地下の居酒屋メニューのお薦めは「バクダン」というスタミナ料理堤柳泉
 ↑ 日本堤消防署のスグ近く、吉原“特殊浴場”街の外れにあるモダンな建物の銭湯。場所柄“普通浴場”の看板表示がご愛嬌で、すべての浴槽が下町の銭湯としたらぬるめなので、熱い湯が苦手な外国人には向いているのかも知れない。この銭湯の最大の特徴は、地下に「堤柳泉ホール」という生ビールが飲める居酒屋があることだろう。ダンスホールのような広い空間には小さな舞台付きのコイン式カラオケまである。
【営業情報】 台東区千束4-5-4 (月)定休 13:00~24:30

⇒「鶴の湯」  ヨットの絵が排水桝のステンの蓋に描かれているのは珍しい鶴の湯
 ↑ 山谷から離れている銭湯なのに、なぜか足が向いてしまう伝統的な千鳥破風造りの銭湯が鶴の湯だ。縁起のいい同名の銭湯は同じ台東区内の浅草橋にもある。この銭湯の特徴は玄関にラドン発生機があり、ラドン風呂と乾式ラドンサウナ(無料)で人口のラドン浴が楽しめる。
2012年の暮れに全面改装、ソープ類が備え付けとなった。設備は乳白色の超微細気泡を発生させる「絹の湯」の浴槽が加わり、他に電気風呂、ボタン式のジェットバスと座風呂、半露天の薬湯(あつ湯)からぬるめの水風呂などは健在だが、早めに閉店する銭湯だから要注意。冬暖かく夏涼しいとても居心地が良い人気銭湯。

【営業情報】 台東区浅草5-48-4 (木)定休 14:00~23:00

⇒「AQUAプレイス旭」  店前は、一葉桜まつり、お富士さん、酉の市など催しがAQUAプレイス旭
 ↑ この銭湯をタイプ別で分けるなら「スーパー銭湯」型だろう。建物も設備もモダンなニュータイプの銭湯。東京・下町の銭湯らしく熱めの湯船には、電気風呂、薬湯とL字型の浴槽に三つに分かれたユニットの水流の仕掛けが。最近、シャンプーとボディソープのサービスを始めたので旅行者ならタオルさえ持って行けばOK!また、水風呂が二階にある珍しい造りで、遅い入湯者も柔軟に対応してくれる夜型人間お薦めの銭湯。
【営業情報】 台東区浅草5-10-10 (火)定休 15:00~25:00
 
⇒「曙 湯」  伝統的な唐破風の建物のどこかに鳩が… 見つけてください曙 湯
 ↑ 見事な藤棚と破風造りで有名な銭湯。浅草寺の裏手、観音裏と呼ばれるエリアにある銭湯だが、最近この地域を「奥浅草」とPRし始めた。2011年12月に改装、東京銭湯の伝統的な外観はそのまま、内部は最新式でも落ち着いた渋い造りに。半露天になったあつ湯のジャグジーとL字型浴槽にボディマッサージ、座湯、ジェット、バイブラ。壁絵は何と雷門の上にゴジラ(女風呂は空飛ぶハリーポッター)とスカイツリーが屋形船が浮かぶ隅田川の反対側にも描かれているので、欧米系のアニメオタクを誘ったらきっと喜ぶに違いない。
【営業情報】 台東区浅草4-17-1 (第3)定休 15:00~25:00

⇒「蛇骨湯」  壁に内蔵された各社ケータイ・アダプターからの充電サービスも蛇骨湯
 ↑ TX浅草駅のスグ近く。3㍍道路のクランク状の一番奥手にあるので分かり難い。2009年暮れに全面改装。「ルイヴィトンのシティガイド東京」でも紹介されているためか外国人旅行者が非常に多く、たまに電気風呂と知らずに入ってしまった感電状態の“外人”も見物出来る。江戸時代から続く人気銭湯の一番の特色は、浴槽はもちろん、カランの湯と水の他シャワーまでもがすべて天然温泉だということだろう。
褐色の黒湯と呼ばれる非火山性の温泉は460円がお得に感じられる。閉店間近の入浴は柔軟には対応してくれそうにないので、夜遅い場合は余裕を持って入湯を。

【営業情報】 台東区浅草1-11-11 (火)定休 13:00~24:00

⇒「寿 湯」  脱衣場からキャシュレスのサービスや夏場の生ビールの割引も寿湯
 ↑ この銭湯をひと言で表現すれば「進化し続ける銭湯」か。昔の銭湯を彷彿させる空いた靴入れを探すに手間取る勝ち組銭湯。湯船の壁に貼られた“入浴タイムズ紙”???を読むとオーナーは体育会系らしく、ハーフマラソンのコースまで考案、希望者にはそのマラソンコースの地図まで用意しているらしい。
25時半までの深夜営業、洗い場のソープ類は備え付け。無料PC(15分以内)やドライヤーの無料に止まらず、知らぬ間に化粧水からトニックもタダになっていた。また、ケータイやスマホが充電切れになっても充電する設備もあるから心配なし。昔に比べると洞窟水風呂と塩サウナも増設された。
四倍程の広さに改装なった男性用露天風呂からは、以前隣の同潤会上野下アパートが眺められたが今は取り壊された。周辺銭湯ではお客の入りが悪いと嘆いているようだが、平成の湯はこうあるべきだと常に行動で示してくれる休みが少なく、区内で最も込み合う、しかも営業時間が長い銭湯。

【営業情報】 台東区東上野5-4-17 (12月を除く第4金曜日定休)12:00~25:30

⇒「六龍鉱泉」  脱衣場には昭和6年10月15日の鉱泉(温泉)試験検査表が六龍鉱泉
 ↑ 子供の頃に通った山谷の銭湯の思い出といえば、おじさん達の湯船から上がる
真っ赤な体だった。江戸っ子御用達の超あつ湯は絶滅危惧種と思っていたら上野で生き延びていた。六龍鉱泉は、台東区の銭湯に二ヶ所ある天然温泉の黒湯の銭湯のひとつだが湯温が尋常でないことで有名で、この日のぬる湯は45℃、あつ湯の方の湯温計は、何と47℃辺りを指していた。
昔の番台の名残か男女別になっている引き戸を性別通りに入らないと主人からダメ出しを食らい再度の入り直しを求められることも。パンダのつがいも再来日した上野動物園の近く、頑固に営業している名物銭湯。

【営業情報】 台東区池之端3-4-20 (月)定休 15:30~23:00

⇒「燕 湯」  浴槽には溶岩で出来た岩山から二つの滝が流れ出てくる仕掛けが
燕湯
 ↑ 1950年(昭和25年)に造られた秋葉原からも近い木造2階建ての銭湯。朝風呂の早朝営業で有名な銭湯で、歴史的建築物ということで国の登録有形文化財に指定れている。今は少なくなった番台式が懐かしいが、玄関の靴入れの扉を開けると匠の仕掛けが隠されていて、濡れた傘を入れる傾斜が付いた穴が各扉の中にあり水滴が流れ出る構造になっている。普通の銭湯の倍はありそうな大型の脱衣ロッカーのことを以前店の主人に聞いたところ、昔、夜行列車の行き帰りの旅行者の利用が多かったことや近くにやっちゃ場があったことなどが早朝営業や特徴ある設備になったことと関係があるらしい。
【営業情報】 台東区上野3-14-5 (月)定休 6:00~20:00



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