2017版 「最新銭湯情報」 

東京・下町の“銭湯情報”
北部浅草・山谷から浅草、上野へ


  東京・下町、山谷の地域資源の中にぜひ入れたいのが、わずか460円で楽しめる「銭湯」だ。山谷に泊まる外国人旅行者にもぜひ伝えたい文化だろう。

 残念ながら東京の銭湯の廃業が続いている。しかし嬉しいことに今年「湯どんぶり 栄湯」が大きな露天風呂の浴室を増設して、しかも天然温泉(白湯)の施設へグレードアップしたかと思ったら、根岸の「ひだまりの泉 萩の湯」 が都内最大銭湯の大きな食事処付きの湯へと改築、根岸の里の角地に華々しくオープンした。

栄湯 露天風呂
 ↑ 上の画像は「湯どんぶり 栄湯」 下の画像は「ひだまりの泉 萩の湯」 ↓
萩の湯 OPEN(正面)

 でも、まだ々元気で営業を続ける下町の銭湯は多い。特にユニークな湯が目白押しの台東区の銭湯は、一度知ったら次々回ってみたくなる不思議な魅力がある。好評に付き最新銭湯情報”を更新しました。


① ⇒「湯どんぶり栄湯」 薬湯のバイブラ湯の奥に大露天風呂など新施設が…栄湯の玄関&露天風呂_R
 ↑ 山谷の銭湯好きの中でも、特に肌や髪の毛のケアーを気にする人に人気なのが栄湯だ。清潔で手入の行き届いた浴室内は超軟水という水の金属質である硬度成分をゼロにまで除去した肌と髪の毛にやさしい湯と水が特徴。2017年5月に白湯の天然温泉施設としてリニューアルオープンし、大きな露天風呂(ナノファインバブル湯)やヒマラヤ岩塩サウナなども増設なった。2階の休憩室の奥には、 リラクゼーションマッサージ(通常14:00から)の営業も始めたので、入浴と指圧のセットで心身の疲れをリセットできる。店頭の向かいに駐輪場、露天風呂の脇には無料駐車場もあるのはプラスポイント。
営業情報】 台東区日本堤1-4-5 毎週(水)定休 14:00~24:00 / (日)(祝)は12:00~

② ⇒「堤柳泉」 地下にある大きな居酒屋コーナーのお薦めメニューは「もつ鍋」堤柳泉
 ↑ 日本堤消防署のスグ近く、吉原“特殊浴場”街の外れにあるモダンな建物の銭湯。場所柄“普通浴場”の看板表示がご愛嬌で、すべての浴槽が下町の銭湯としたらぬるめなので、熱い湯が苦手な外国人には向いているのかも知れない。この銭湯の最大の特徴は、地下に「堤柳泉ホール」という生ビールが飲める居酒屋があることだろう。ダンスホールのような広い空間で湯上りに一杯が楽しめる。フロントに申し出れば、ソープ類のレンタル(無料)もある。
営業情報】 台東区千束4-5-4 毎週(月)定休 13:00~23:00 / (日)(祝)は12:00~

③ ⇒「鶴の湯」 ヨットの絵が排水桝のステンの蓋に描かれているのは珍しい鶴の湯
 ↑ 山谷から離れている銭湯なのに、なぜか足が向いてしまう伝統的な千鳥破風造りの銭湯が鶴の湯だ。縁起のいい同名の銭湯は同じ台東区内の浅草橋にもある。この銭湯の特徴は玄関にラドン発生機があり、ラドン風呂と乾式ラドンサウナ(無料)で人口のラドン浴が楽しめる。
2012年の暮れに全面改装、ソープ類が備え付けとなった。設備は乳白色の超微細気泡を発生させる「絹の湯」の浴槽が加わり、他に電気風呂、ボタン式のジェットバスと座風呂、半露天の薬湯(あつ湯)からぬるめの水風呂などは健在だが、早めに閉店する銭湯だから要注意。冬暖かく夏涼しいとても居心地が良い人気銭湯。

営業情報】 台東区浅草5-48-4 毎週(木)定休(祝日は前日休) 14:00~23:00

④ ⇒「AQUAプレイス旭」 一葉桜まつり、お富士さん、酉の市の催しが至近AQUAプレイス旭
 ↑ この銭湯をタイプ別で分けるなら「スーパー銭湯」型だろう。建物も設備もモダンなニュータイプの銭湯。東京・下町の銭湯らしく熱めの湯船には、電気風呂、薬湯とL字型の浴槽に三つに分かれたユニットの水流の仕掛けが。シャンプーとボディソープのサービスもあるので旅行者ならタオルさえ持って行けばOK!また、水風呂が二階にある珍しい造りで、遅い入湯者も柔軟に対応してくれる夜型人間お薦めの銭湯。
営業情報】 台東区浅草5-10-10 毎週(火)定休 15:00~25:00
 
⑤ ⇒「曙 湯」 伝統的な唐破風の建物のどこかに鳩が… 見つけてください曙 湯
 ↑ 見事な藤棚と破風造りで有名な銭湯。浅草寺の裏手、観音裏と呼ばれるエリアにある銭湯だが、最近この地域を「奥浅草」とPRし始めた。2011年12月に改装、東京銭湯の伝統的な外観はそのまま、内部は最新式でも落ち着いた渋い造りに。半露天になったあつ湯のジャグジーとL字型の浴槽にはボディマッサージ、座湯、ジェット、バイブラが。壁絵は富士山を背景に雷門の上に何とゴジラ(女風呂は空飛ぶハリーポッター)とスカイツリーが屋形船が浮かぶ隅田川上空に描かれているので、欧米系のアニメオタクを誘ったらきっと喜ぶに違いない。
営業情報】 台東区浅草4-17-1 毎月第三(金)定休 15:00~25:00

⑥ ⇒「蛇骨湯」 壁に内蔵された各社ケータイ・アダプターからの充電サービスも蛇骨湯
 ↑ TX浅草駅のスグ近く。3㍍道路のクランク状の一番奥手にあるので分かり難い。2009年暮れに全面改装。「ルイヴィトンのシティガイド東京」でも紹介されているためか外国人旅行者が非常に多く、たまに電気風呂と知らずに入ってしまった感電状態の“外人”も見物出来る。江戸時代から続く人気銭湯の一番の特色は、浴槽はもちろん、カランの湯と水の他シャワーまでもがすべて天然温泉だということだろう。
褐色の黒湯と呼ばれる非火山性の温泉は460円がお得に感じられる。閉店間近の入浴は柔軟には対応してくれそうにないので、夜遅い場合は余裕を持って入湯を。

営業情報】 台東区浅草1-11-11 毎週(火)定休 13:00~24:00

⑦ ⇒「萩の湯」 都内最大の銭湯は、食事処も東京の銭湯最大級の大きさ萩の湯の玄関&食事処_R 
 ↑ 銭湯のある場所はJR「鶯谷」駅北口から徒歩2分、昭和の爆笑王初代林家三平の記念館「ねぎし三平堂」は至近。山谷からなら行きは「北めぐりん」、帰りは「ぐるーりめぐりん」の100円バスが便利。経営が似ていると思ったら稲荷町の「寿湯」と墨田区の「薬師湯」は兄弟店らしい。この湯は下足入れの数が330もある大型施設で、まるで郊外にあるスーパー銭湯か健康ランドのよう。ただし注意が必要なのは、入れ墨・タトゥーのある人は浴室の利用はできないこと。
浴室は、男女それぞれが都内にある普通の銭湯の男湯と女湯をぶち抜いた位の広さ。男湯は3階、女湯は4階に分かれていてエレベーターの設備もあるので高齢者や足の不自由な人にも優しい銭湯だ。銭湯利用者以外でも入れる本格的食事処は食事もアルコール類などのメニューも豊富。朝湯の営業は6時から9時までで、朝湯の受付終了後休憩してから午前11時から25時まで長時間営業している。洗い場のソープ類の備え付けはもちろんのこと、ドライヤー無料、乳液からヘヤートニックなどスキンケアー商品類もタダ。またFree Wi-Fiのサービスからケータイ充電サービスもあり。タオルのレンタル料金もサウナ料金もリーズナブルで、当面は朝湯のサウナは無料とのこと。地元が根岸の銭湯好きな人なら、ただただ“ラッキー”と言うしかないだろう。

営業情報】 台東区根岸2-13-13  毎月第三(火)定休日 6:00~25:00
(※)8:30~11:00 までは受付休憩(最終受付は24:30)

⑧ ⇒「寿 湯」 露天風呂の両サイドには水風呂(露天と洞窟)が二ヶ所もある寿湯
 ↑ この銭湯をひと言で表現すれば「進化し続ける銭湯」か。昔の銭湯を彷彿させる空いた靴入れを探すに手間取る勝ち組銭湯。湯船の壁に貼られた“入浴タイムズ紙”???を読むとオーナーは体育会系らしく、ハーフマラソンのコースまで考案、希望者にはそのマラソンコースの地図まで用意しているらしい。
25時半までの深夜営業、洗い場のソープ類は備え付け。無料PC(15分以内)やドライヤーの無料に止まらず、知らぬ間に化粧品類もタダになっていた。また、ガラケーやスマホなどが充電切れになっても充電設備があるから心配なし。昔に比べると洞窟状になった水風呂と塩サウナも増設された。
薬湯(あつ湯)は日替わりで入浴剤が変わるが、「ボジョレーヌーボ湯」などユニークな薬湯も楽しめる。四倍程の広さに改装なった男性用露天風呂からは、以前隣の同潤会上野下アパートが眺められたが今は大きなマンションに建て替わった。周辺銭湯ではお客の入りが悪いと嘆いているようだが、平成の湯はこうあるべきだと常に行動で示してくれる休みが少なく、区内で最も込み合う、しかも営業時間がとても長い銭湯。

営業情報】 台東区東上野5-4-17 毎月第三(木)定休日 12:00~25:30
(※)最終受付は25:05

⑨ ⇒「六龍鉱泉」 脱衣場には昭和6年10月15日の鉱泉(温泉)試験検査表が六龍鉱泉
 ↑ 子供の頃に通った山谷の銭湯の思い出といえば、おじさん達の湯船から上がる
真っ赤な体だった。江戸っ子御用達の超あつ湯は絶滅危惧種と思っていたら上野で生き延びていた。六龍鉱泉は、台東区の銭湯に四ヶ所ある天然温泉の銭湯のひとつだが湯温が尋常でないことで有名で、この日のぬる湯は45℃、あつ湯の方の湯温計は、何と47℃辺りを指していた。
今はフロント形式の受付だが、昔の番台の名残なのか男女別になっている引き戸を性別通りに入らないと主人からダメ出しを食らい再度の入り直しを求められることも。ジャイアントパンダの赤ちゃん「シャンシャン(香香)」も生まれた上野動物園の近く、頑固に営業している名物銭湯。

営業情報】 台東区池之端3-4-20 毎週(月)定休 15:30~23:00

⑩ ⇒「燕 湯」 浴槽には溶岩で出来た岩山から二つの滝が流れ出てくる仕掛けが
燕湯
 ↑ 1950年(昭和25年)に造られた秋葉原からも近い木造2階建ての銭湯。朝風呂の早朝営業で有名な銭湯で、歴史的建築物ということで国の登録有形文化財に指定れている。今は少なくなった番台式が懐かしいが、玄関の靴入れの扉を開けると匠の仕掛けが隠されていて、濡れた傘を入れる傾斜が付いた穴が各扉の中にあり水滴が流れ出る構造になっている。普通の銭湯の倍はありそうな大型の脱衣ロッカーのことを以前店の主人に聞いたところ、昔、夜行列車の行き帰りの旅行者の利用が多かったことや近くにやっちゃ場があったことなどが早朝営業や特徴ある設備になったことと関係があるらしい。
昔ながらに店のオープン時には湯が“沸いた”意味の「わ」の板を、閉店時には湯を“抜いた”ことを表現する「ぬ」の板が玄関に掲げられる。なお、本物の富士山の溶岩を使用した岩風呂は、あつい湯を好む常連さんが多いので普通の銭湯より湯温が高め(特に朝湯)に設定されているのであつ湯が苦手な人には不向きかも知れない。

営業情報】 台東区上野3-14-5 毎週(月)定休 6:00~20:00




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