「最新銭湯情報」 改築編 

    ◆ 「最新銭湯情報」 改築編 ◆


 東京の銭湯組合のHPを見ると相変わらず東京の銭湯が激減していることが分かる。そのことはこのブログの「近況編」でも伝えたが、最近でもその勢いは止まっていないのが現実だ。理由は11年に起きた東日本大震災による配管やタイルなどの設備が大きなダメージを受けたことの外に、近年の燃料費高騰や後継者の代替わり問題なども考えられる。

 また、来年の11月7日に開場が正式決定された豊洲新魚市場だが、当初決まっていた湾岸エリアを眺望出来、レストランも備えた首都圏最大級の入浴施設「千客万来施設」の整備計画が、すしチェーン「すしざんまい」の撤退などから計画が白紙になってしまった。風呂好きな者からすると残念な話が続いている。
 しかし、東京の銭湯の中には古くなった銭湯を改築して、まったく新しい考えの湯にしようと努力している経営者もいる。今回は最近の情報と新しく建て直した銭湯の情報をお知らせしよう !!



①⇒南千住1丁目 「弁天湯」 女湯の中庭にあった弁天様だけが残っていた

弁天湯 ①&②&③

 山谷地域の北西の外れ、荒川区南千住1丁目にあって、大正時代から続く都内最古級の銭湯と伝えられていた「弁天湯」がとっくになくなっていた。
 この辺りは、かつて新しい街が出来てから数ヶ月で幻のように消えていった「銘酒屋街」の名残から、地元では今でも新開地と呼ばれ関東大震災や空襲にも耐えた場所だった。弁天湯のあった跡地に立てられた看板を見ると、銭湯が建っていた周辺は、明治二年まで伊勢亀山藩の大名の下屋敷があったところだという。その屋敷には大きな弁天池があって、その庭の中の島に祀られていた弁天像が時を経て弁天湯の女湯の脱衣場の中庭に置かれていたらしい。

 最近自転車で通り過ぎようとしたら、戦災でも焼け残った唐破風造りの古い銭湯がなくなっていた。しかし、大名屋敷の時代から長い間守られてきた弁天像だけは、ビルの脇の傍に祀られていた。


②⇒台東区根岸2丁目 「萩の湯」 根岸の里に銭湯改築の看板が…

萩の湯 ①
萩の湯 ②&③

 山谷堀の掘割は三ノ輪橋から根岸まで続いていて、今も暗渠の下は音無し川からの水流があるらしいが、その昔は、根岸は小川の流れる風光明媚な土地柄で、文人墨客が別邸(寮)を構えるような場所だった。ブロック塀に貼られた掲示物によると正岡子規も晩年根岸の里で過ごしいたという。
 JR鶯谷駅北口から尾竹橋通りを直進、豆腐料理専門店「笹の雪」まで来たら左折、「ねぎし三平堂」にも近い尾久橋通りに面した場所にあった「萩の湯」が消えてなくなっていた。
 工事現場の近くへ寄ってみて建築確認の看板をよくよく見たら、近い将来、地上9階建ての店舗兼共同住宅の中に公衆浴場も入ることが分かった。当たり前のように銭湯が減ってゆく世の中で、新たに新築の銭湯が建つことは少ないのでとても嬉しい気がする。


③⇒荒川区日暮里 「齋藤湯」 JR外三路線ある日暮里駅から程近い銭湯

 内外のメディアでもよく紹介されていた、日本最後の三助さんがいて400円 でマッサージ付きで背中を流してくれることで有名だった荒川区日暮里の「斉藤湯」。かつてサントリーの缶コーヒー「BOSS」のCMにも出演したこともある齋藤湯専属の三助さんが引退後、共同住宅兼銭湯の改築の工事が始まり、今年4月27日(月)にリニーアルオープンした。
 オープンを知らせる記念プレゼント券付きのリーフレットを事前に持っていたので当日持参、名前などを書き込んだら受付で鮮やかなグリーン色した記念タオルをくれた。
 日テレの長寿番組「笑点」の貧乏キャラで地元荒川区在住の三遊亭好楽師匠は、時たまお弟子さん連れて気持よさそうに湯船に浸かった帰りしなには、ロビーで店長こだわりの生ビールを飲んでるらしい。やっぱり暇というのは本当だったらしい ???


齋藤湯の正面玄関
齋藤湯の入口

 ↓ 新らしい齋藤湯の建物全景を描いたイラスト
新齋藤湯のイラスト
 ↓ 齋藤湯リニューアルオープンを知らせるリーフレット
齋藤湯記念プレゼント券

 ↓ 齋藤湯のフロント& ロビー
齋藤湯 フロント

 ↓ 齋藤湯の最新式浴室内(洗い場ブース)
齋藤湯 ①

 ↓ 齋藤湯の天井の高い浴室内(浴槽ブース)
齋藤湯 ②

 ↓ 齋藤湯の浴室内(露天風呂)
齋藤湯 ③


● こだわりの生ビール= 400円(メガジョッキ= 900円) 店長はアサヒビール公認マイスター取得とか

【営業情報】
所在地= 荒川区日暮里6-59-2 (金曜日定休)
アクセスは、JR・京成電鉄・日暮里舎人ライナー「日暮里駅」下車徒歩約3分
● 平日 / 土日 / 祝日= 14:00~23:30 (最終入場23時まで)
(※) 貸しタオル(小)は100円でレンタル可能。

◎ 齋藤湯公式HPは⇒こちら
◎ Visiting a Japanese Bath House (Sento)の動画は⇒こちら



④⇒墨田区石原 「御谷湯(みこくゆ)」 人と環境に優しい福祉型の銭湯


 前回「近況編」で紹介した同じ墨田区にある白湯の押上温泉「大黒湯」からもそんなに遠くはないが、山谷からだとかなり距離がある。しかし、逆に東京スカイツリータウンはスグ近くだ。また、御谷湯は大黒湯と同じく天然温泉(黒湯)の銭湯で今年5月19日(火)に新しく改築してリニューアルオープンしていた

 この銭湯は、至るところまで高齢者や障害者に気を使った造りになっていて、雨水を地下にある大型タンクに溜めて節水する環境に優しい銭湯を作り出していた。浴室はビルの4階と5階部にあり、近くの東京スカイツリーを一望眺出来る半露天温泉も備わっている。
 また、すべてが新しく考え抜かれたこの銭湯の一番の特徴は、浴室が上階にあるため、浴室へ行くには週替わりで男女が入れ替わるエレベーターの扉前に「男」「女」に染め抜かれた暖簾があることだろう。つまり、暖簾の先には浴室はなく、行き先の違う二台のエレベーターがあるだけだった。

御谷湯の正面玄関
御谷湯の入口

 ↓ 御谷湯の通常の営業時間は深夜26時までなので、夜遅い仕事の人に大変便利
御谷湯の営業時間

 ↓ 浴室へ続く暖簾の先は、何と男女別フロアー行きのエレベータ-2台
御谷湯 浴室へ続くエレベーター

御谷湯 ロビーは可変式で配置は自由自在
 ↑ 椅子にしたり寝床にしたり… 変幻自在に変えられるロビーの配置 ↓
御谷湯 配置が可変式のロビー

 ↓ 浴室内から什器・備品に至るまで「和」のイメージで統一されている
御谷湯 ①
御谷湯 ②&③

御谷湯 福祉型家族風呂
 ↑ 高齢者や障害者にも優しい個室風呂(上)と大型多機能トイレ(下) ↓
御谷湯 福祉型トイレ

 こだわりの浴室は、4階と5階で雰囲気がガラリと変わっていて、4階は、洞窟をイメージしたフロアで、高温、中温、低温の「三っの温度の浴槽などがある。副交感神経を優位にしてリラックスしたいなら、この階にある暗い洞窟のような雰囲気の「不感温温泉」と呼ぶ源泉の低温浴をお勧めする。
5階は、天井が高く開放感のある造りで、露天風呂からスカイツリーが間近に見える。東京の銭湯お約束のペンキ絵は、地元が誇る葛飾北斎の富嶽三十六景から甲州三坂水面が描かれている。週替わりで男女の風呂場が変わるので当日5階か4階になるかはギャンブルだ。

 ↓ 入口の右側から二階へ上がると、湯上りに関西風たこ焼きとお酒も楽しめちゃう
御谷湯二階あるたこ勝本舗

 知らない人なら通り過ぎてしまいそうだが、1階入口の両脇には遊び心ある坪庭が二ヶ所あり、水鉢の水をヒシャクで汲み、奥の玉砂利が入った受け皿へ注ぐと、壺の中で水が飛び跳ねる心地よい音が響いたり、周りの植物にヒシャクで水を上げると、奥の山型オブジェから水が水路を伝って水鉢へ流れ出てくるなど、雨水を利用した風流な仕掛けも楽しめる。

 ↓ 大型地下タンクに蓄えられた雨水を使った遊び心、「水琴窟」(上)と「流れ」(下)
御谷湯 水琴窟
御谷湯 流れ

 東京都知事告示による“入浴料金の統制額”460円で入れる銭湯の既成概念を変えた、まったく新しい黒湯の銭湯が東京・下町、墨田区石原町に誕生した。


● 高齢者や障害者が黒湯温泉に家族と貸切で浸かれる、ヒノキ造りの充実の家族風呂は(1人90分=1,500円)

【営業情報】
所在地= 墨田区石原3-30-10 (通常月曜日が定休日)
アクセスは、都営地下鉄浅草線本所吾妻橋駅」下車徒歩12分、東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」下車徒歩16分
● 平日 / 土日 / 祝日= 15:00~26:00 (最終入場は25時半まで)
(土)(日)の一部の日で、朝湯(8:00~15:00)のみの営業となる日がある。
(※) 貸しタオル(小)は30円でレンタル可能、駐車スペース一台分あり、本格的指圧マッサージも予約可能(10分= @1,000円)
◎ 墨田区石原 御谷湯公式HPは⇒こちら


【 銭湯関連ページ 】

◎ 「東京・下町の“銭湯情報”山谷から浅草、上野へ」は⇒こちら

◎ 「最新銭湯情報」 近況編は⇒こちら

◎ 「最新銭湯情報」 番外編は⇒こちら

◎ 「都内温泉第一号 認定の湯」は⇒こちら

◎ 「浅草観音温泉へ行ってきた (^_^;) 」 は⇒こちら

◎ 「漫画 『テルマエ・ロマエ』の実写版を見てきた」 は⇒こちら



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