イトーヨーカドーのルーツは山谷だった! 

旧 羊華堂洋品店の戦前の店舗は
 東京市電「山谷町」の電停前にあった!


 現在、合計1.66 k㎡の広さに区割りされている山谷地域の中を調べてみた。すると、ファミリーレストランチェーン「デニーズ」は2軒、コンビニチェーン最大手の「セブンイレブン」にいたっては7軒もあることが分かった。
 実は「セブン&アイグループ」、というよりはイトーヨーカ堂始め、日本におけるデニーズやセブンイレブンなど等、イトーヨーカドーグループの発祥の地が、東京・下町、浅草山谷にかつてあった「羊華堂洋品店」だったことが分かった。それが正しいことを示す昔の写真も見付かった。


(写真の頃は伊藤家の異父兄弟の母親ゆきさんの弟である吉川敏雄氏が経営していた)
下は昔の羊華堂浅草店の写真で、左上に「昭和7年(1932年)」撮影と書かれている ↓

羊華堂 浅草山谷店(昭和七年)
 当時、羊華堂の左隣は旧「安田銀行」の建物だった。現今のみずほ銀行の前身で、富士銀行と呼ばれていた時代もあった。アールデコ調の装飾が入った独特の外観は今でも健在で、1階はカラオケパブ(ハッピ―)、2階は理容室(セブンスター)として現在も利用されている。

安田銀行だった左側の建物上部には、両替商の印である分銅の中に漢数字
の「三」という安田財閥の社章があった ↓
旧 安田銀行の壁の装飾

山谷時代の羊華堂と今の画像

↑ 戦前の羊華堂と旧安田銀行が並ぶ画像(上)と現在のイタリアンのお店(下) ↓

羊華堂のルーツの場所

 羊華堂の名の由来は、「めうがや(みょうがや)」という老舗の足袋店で奉公して、のれん分けしてもらって使っていた同じ屋号を、これからは洋服の時代だと、大正期に銀座でとても繁盛していた「日華堂」という洋品店にあやかって、これを、伊藤家の異父兄弟の叔父さんである吉川敏雄氏の干支だった「未(ひつじ=羊)」の字をひと文字入れ替え「羊華堂」としたそうで、以後「ヨーカ堂」⇒「ヨーカドー」と屋号が変遷することになる。
 羊華堂創業者の吉川敏雄氏は、浅草山谷の外にも千住や荻窪にも支店を出店していたというが、日本最初のボランタリーチェーン「全東京洋品商連盟」を7人の仲間と設立するなど時代を先取りした商人だったようだ。

 このページの一番上の昭和7年当時の浅草山谷店の写真を見ると、スターバックスのロゴに似た突出し看板に全東京洋品商連盟の文字が確認できる。写真中央部に大きなサイコロの飾りがあり、お店の周囲にも小さなディスプレイ用のサイコロがあちこちに見えるが、どうもサイコロを使って出た目で商品の値引き率を決める売出セールをしていたらしい。今でも使っているカタカナを使った外来語の表現など、当時としたらハイカラで先進的な小売店だったことがうかがえる。

セブンイレブンなどイトーヨーカドーグループのルーツが山谷だったことを伝える漫画
小学館のまんが児童図書にも羊華堂の誕生秘話が

 この漫画は、小学館の「現代伝記まんが図書館」のシリーズの中の「真心を売って日本一(伊藤雅俊物語)」という児童図書で、(株)イトーヨーカドーの協力で平成2年(1990年)出版の「小学三年生」に掲載された。
 漫画の中には、都内で三店舗出店していた叔父の洋品店を、昭和15年(1940年)にのれん分けしてもらう形で、伊藤譲氏が山谷三丁目で洋品屋を開業した日を、「これが今日(こんにち)のイトーヨーカドーのはじまり」だと書かれている。

 また、平成15年(2003年)の4月から日本経済新聞から30連載がスタートした「私の履歴書(伊藤雅俊)」の中にも同様の記述が書かれていて、イトーヨーカ堂元名誉会長伊藤雅俊氏の異父兄、譲氏が1956年(昭和31年)に持病の喘息のため44歳の若さで亡くなったことで、弟の雅俊氏が事業を継承することになった。

ヨーカ堂お馴染みの「鳩マーク」と「セブン&アイ・ホールディングス」のロゴマーク ↓イトーヨーカドーの新旧ロゴ

 これらの事実から、『ほていや』が戦前「歸山(かえりやま)商店」という瀬戸物屋をやっていた頃、都電の線路を越えた斜め向かいに羊華堂洋品店が営業していたことになる。
 昭和20年(1945年)3月10日未明に起きた東京大空襲で浅草山谷の羊華堂は消失、新たな希望を求めて北千住(足立区)のそば屋「たぬきや」さんのわずか2坪の店先を借り、千住で洋品屋を再開した。これが戦後のヨーカ堂のはじまりとなった。

 北千住の駅前通りに面したヨーカ堂千住1号店の後には、ディスカウントストア「ザ・プライス」が最近まで営業していたが、地上13階建ての共同住宅の1・2階部に「食品館イトーヨーカドー」が併設予定とのことで、現在建設工事が始まっていた。

ヨーカ堂千住店があった場所

 ヨーカ堂千住店1号店があった場所から直線約200mの距離にあった創業者自宅跡地は、一家が足立区へ土地を寄贈されたことで、現在は足立区立の児童遊園になっている。

足立区へ寄贈された敷地は、モニュメントのある「イトー児童公園」に ↓千住中居町にある「イトー児童公園」


 ヨーカ堂創業者の伊藤一家が終戦後、千住に移るまで浅草山谷で羊華堂洋品店を経営しながら暮らしていた同じ場所には、現在、深夜まで営業するパスティチェリア 「バール・アルテ」というイタリアンのお店が営業していて、資料を提供してくれたオーナーによると、時折ヨーカドーグループの関係者が(創業地巡礼を兼ねてか)イタリアンを食べに来店するという。
 その中の社員の話によると、創業者一家のひとりで、山谷に暮らしていたことがある元名誉会長の伊藤雅俊氏もお忍びで訪れたことがあるそうだ。

「バール・アルテ」の看板 ↓
「バール・アルテ」の看板

パスティチェリア 「バール・アルテ」
TEL= 03-3873-5083
住所= 東京都台東区清川2-5-3 (南千住駅前歩道橋から徒歩約10分)
【 営業時間 】
● ケーキ販売= 16:00~23:00
● レストラン営業= 18:00~23:00
● バール営業= 23:00~27:00 (ラストオーダー= 26:00)
⇒ 日曜・祝日のバール営業= ~25:00 (ラストオーダー= 24:00)
● 定休日= 水曜日(日曜日は営業)
(※) なお、このブログの情報は正確とはいえないかも知れないので、利用する前にもう一度確認してから入店を !!

◎ 「バール・アルテ」 の公式HPは⇒こちら
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